UUUM staff blog

YouTuberプロダクションUUUM(ウーム)スタッフによる日替わりブログ

デザインとは"あるある"である

 

こんにちは。クリエイティブユニットの山羊です。

個人的に5年程続けて記事を作成しているブログがあり、それ以外のブログに記事を作るのは数年ぶりです。

 

私はUUUMで主にデザイン業務を行っておりますが同ユニットの他のスタッフが紹介していることとあまり大差が無いため、

今回はたまに別職種の方から聞かれる「これってどうやって考えて作ってるんですか」というデザインにおける単純な発想を簡易的に文字に起こしてみます。

 

デザインの基本は「あるある」を作ること

よく勘違いされている方がいますがデザインはアートではなく”設計”です。

デザイナーは人間が戸惑わない”あるある”を作る設計者です。

あるあると言えばレイザーラ◯ンRGさんですね。彼が歌うあるあるソング。まさにあれがデザインの種の1つです。あのアーティストといえばこんなあるある、あんなあるある。

日常的なことで言えばヘッドホンといえばこの頭に乗せるこの形、エレベーターといえばボタンを押して上下する、パソコンのキーボードといえばこの配列…そんな当たり前のあるあるを壊さないように設計していきます。

 

「あるある」は多数が1番に感じること

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例えば上記はHikakinTVさんのチャンネルアートデザイン。

制作の依頼として、HIKAKINさんのイメージを保持しつつ、ポップで楽しい雰囲気と自身の動画を象徴するアイテムを取り入れたいとのことでした。

結果「HIKAKINさんといえばいつも色んなことで楽しませてくれるよね!」というシンプルかつ最大の"あるある”をPOPなカラーとアイテムをシンプルな白背景に載せて強調することを設計しました。加え、これまでのマッドなHikakinTVのロゴとは異なるグラデーションを取り入れ新鮮さと湧き上がるわくわく感を表現しています。

この件ではHikakinTV、及びHIKAKINさん自身が持つコンテンツに対し、HIKAKINさんご自身そしてファンの皆さん等々の中に暗黙的にある"あるある"を壊さないように重視し設計しています。「HIKAKINさんといえばショッキングピンク!」「HIKAKINさんなのに明るくないイメージなんて!」等々を網羅しています。

 

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また、上記は先月作成したUUUMスタッフ用パーカーのデザイン。(専属のクリエイターにも着用頂いています。ありがとうございます)

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"UUUMを表現する"設計を行うのはUUUMの従業員ながら至難の業だといつも思っています。弊社は特色コンテンツが非常に多く、無限に面があるサイコロのよう。それをビジュアルに落としこむとなるとシンプルな選択肢は1つです。

結果「UUUMといえばもうなんか音とか映像とか色々あるよね!」を”あるある”に設計しました。色々ある、を表現するにはその色々を載せていくしかありません。聴覚/視覚を刺激するための道具であり、グローバルに飛んだコンテンツであり、ゲームであり、破天荒であり、ともすれば緻密な分析とシステムであり…etc。かつUUUMのロゴ自体を目立たないようにすることで全ての背景にUUUMという組織の元在るということを意識しました。

 

単純かつ複雑な”あるある"

一見なにを当たり前なことをあるあるとして言ってるんだと感じるかもしれませんがデザインはそのみんなが思うあるあるの軸をまず作り、それをブレさせないように"引き立てる"設計をしていきます。

そしてその引き立てる設計も、みんなが思うあるあるにしていくのです。見やすい文字って形ってこうだよね、かっこいいってこうだよね、可愛いってこうだよね…そんな常に人々の間にある”あるある”のルールを分析/統計して出来ていくのがデザインです。

冒頭で記述した通りデザインはアートではなく、ある一定の"あるある"ルールを何層も重ね、設計し制作されていくものです。そのルールを重々守った上で各自アレンジを加えオリジナル性を滲ませていきます。

 

"あるある”を把握して分析して作る

私はデザイン以外の職務のルールは全く存じません。なので今回デザイナーではない方に少しでもわかりやすく書いてみました。

「私には作れない」と思うのではなく、まずはその対象のあるあるを知って自分もあるあるを真似てみる。それを続けていけば自分の中でたくさんのあるあるが蓄積されます。これを少し自分なりにアレンジしてみます。するといつの間にか自分流の設計が作れているものです。これはデザイン以外にも言えることですね。

UUUMは皆様に楽しんで頂けるコンテンツをこれからも制作して参ります。

 

山羊